ひたすら歩く。
実際に自分の足で歩かないと地図の尺度が
感覚的につかめない。
まずは九龍サイドの繁華街、尖沙咀(チムサーチョイ)を探検。
僕の香港と言えば沢木耕太郎/深夜特急のイメージだった為
情報がかなり古い。
80年代の香港の旅の話だから30年前の香港しか想像出来なかった。
尖沙咀に来てみるとなんともの凄い観光地。
本に書かれた熱気はなかった。
近代化が進むにつれその土地のオリジナリティはどんどんなくなってく。
世界的企業の出店やインターネットでの情報共有で
どこの国も同じ服を売って歩いてる人の服装もほぼ一緒。
これじゃ面白くないよね。
少し悲しくなって来たので怪しげなローカルなお店に入った。
期待してたのはこれ。
はい。一切メニューわかりません。
英語も全く通じません。
身振り手振りで伝えてみるものの全く想像と違うメニューが出てきて
もちろん口に合わなかった 笑
でもいいんだ。それを求めに来たんだから。
ブランド街を抜けホテルまでの道を歩く事にした。
ホテルまで電車で4駅くらい。
そして繁華街からどんどん遠ざかって行くので
きっとこの地をもっと堪能出来ると思った。
ネイザンロードこそその本で描かれた最大の熱気だった。
廟街や女人街など露店にギュウギュウに店が出店されていて
人も溢れんばかりだと。
しかし、人もまばらで何となく雰囲気が掴める程度。
ああ、もう今はそんなに面白くないのかもなんてトボトボ歩いて帰った。
でもその時はわかってなかった。
香港から熱気が消えたのではなく場所が移動したのだ。
尖沙咀(チムサーチョイ)から海を渡った中環(セントラル)へ。
週末のセントラルの熱気はバブル期の六本木ってこうだったんだろうな
ってくらいでワクワクした。
しかしそれを知るのは帰るほんの少し前のお話。。。
To be continued...
0 件のコメント:
コメントを投稿